【4月19日 AFP】英国民の51%が、来月6日に行われるチャールズ国王(King Charles III)の戴冠式に税金を投入すべきではないと考えていることが、18日公表の世論調査で分かった。

 世論調査会社「ユーガブ(YouGov)」が成人4246人を対象に実施したもので、回答者の51%が、戴冠式の費用を政府が「負担すべきではない」と答えた。「負担すべきだ」との回答は32%、「分からない」が約18%だった。

 年代別では、生活費高騰の影響を特に受けている若者に反対が多く、18~24歳の約62%が「負担すべきではない」と回答した。肯定派は15%にとどまった。一方、65歳以上では「負担すべきだ」が44%、「すべきではない」が43%と拮抗(きっこう)している。

 政府は、戴冠式と関連イベントの経費をまだ明らかにしていない。大規模な警備費用などを含め、総額数千万ポンドに上るとみられている。

 1953年のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の戴冠式の費用は、現在の価値で2050万ポンド(約34億円)。エリザベス女王の父、ジョージ6世(George VI)の戴冠式(1937年)には同2480万ポンド(約41億円)が費やされた。(c)AFP