【4月11日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズ(New York Red Bulls)に所属するダンテ・バンゼイル(Dante Vanzeir)は10日、サンノゼ・アースクエイクス(San Jose Earthquakes)戦での人種差別的な発言について、クラブとともに謝罪した。

 サンノゼのジェレミー・エボビス(Jeremy Ebobisse)が、後半の早い時間帯にレッドブルズの選手が人種差別的な表現を使ったと主張し、試合は約15分中断。サンノゼの選手たちは試合を続行するかどうかを話し合い、その後再開された。試合は1-1の引き分けに終わった。

 エボビスは試合後、その選手が特定の相手に向けて発言したわけではないと主張したため、チームは試合続行を決めたと明かしている。

 MLSは直ちに調査を開始ししており、レッドブルズとバンゼイル、そしてゲルハルト・ストルバー(Gerhard Struber)監督がすでに謝罪している。

 24歳のバンゼイルは「アースクエイクスの選手たちに心から謝罪したい。私はこのスポーツと世界に起こるべき変化の一部となるべく、できる限りのことをするつもりだ。そしてチームメートやコーチ陣、チーム、そしてファンにも謝罪したい。私は間違いを犯したので、成長するために必要なすべてのステップを踏んでいくつもりだ」と述べた。

 ベルギー代表で1キャップを数えるバンゼイルは、母国リーグから今年2月にレッドブルズに加入。クラブやMLSからの出場停止や罰金の処分があれば、それを受け入れるとしている。(c)AFP