【4月11日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)は10日、シングルス1回戦が行われ、ともにワイルドカード(主催者推薦)で出場しているスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)とドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が初戦を突破した。

 通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るも、現在世界ランキング90位まで後退しているワウリンカは、タロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)に5-7、6-3、6-4で逆転勝ちを収めた。

 試合後、「ここに来られて最高だ」と喜んだ2014年大会覇者のワウリンカは、2回戦で大会第8シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)と対戦する。

 全仏オープン(French Open 2023)に向けた前哨戦となる今大会では、2020年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)王者であるティエムも、リシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を6-1、6-4で一蹴し、第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)との2回戦に駒を進めた。

 2021年ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)のファイナリストであるマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は6-4、6-2でマクシム・クレシー(Maxime Cressy、米国)を退け、大会3回目の出場にして初白星を飾った。

 一方、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は1-6、3-6で第14シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に屈し、初戦敗退となった。

 その他では、予選勝者のイワン・ガホフ(Ivan Gakhov)が7-6(8-6)、2-6、6-3でマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に競り勝った。11日に行われる2回戦では、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に挑む。(c)AFP