【4月9日 AFP】仏南部の港町マルセイユ(Marseille)で9日、建物が倒壊し、2人が負傷した。現場では火災が起きており、救助活動が制限されているため、さらなる被害者の有無は現時点では不明。当局がAFPに明らかにした。

 同日午前0時40分、市中心部のラプレーヌ(La Plaine)地区で建物が倒壊。ブノワ・パヤン(Benoit Payan)市長によると、隣接するビル2棟にも被害が出た。

 市長は「現場では火災が起きており、救助隊や救助犬を内部に送り込めずにいる。さらなる被害者ががれきの下敷きになっている可能性もある」と述べた。隣接するビルから避難した11人のうち、2人が負傷したという。

 警察は、倒壊の「原因は分かっていない」とした。

 近隣住民のジルさんは、倒壊の音について「とても大きかった」「爆発のような音だった」とAFPに語った。

 マルセイユでは2018年11月にも労働者層が多く住む地区でビル2棟が倒壊し、8人が死亡している。(c)AFP