南仏で住居ビル崩壊 1人死亡、2人不明
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【12月8日 AFP】フランス南部で7日未明、3階建ての住居ビルが崩壊し、がれきの中から男性1人の遺体が見つかった。ガス爆発が疑われている。現場からは女性と乳児が救出されたが、依然2人が行方不明で、捜索活動が続いている。
ビルが崩壊したのは、地中海に面したサナリーシュルメール(Sanary-sur-Mer)。救出された女性と乳児に加え、さらに3人が負傷した。ごう音は8キロ離れた場所まで聞こえ、隣接する建物2棟も大きく損傷した。
同市があるバール(Var)県の関係者はAFPの取材に対し「亡くなった男性は乳児の父親である可能性が極めて高い」と述べた。
地元当局は、救助隊が現場に到着した際にガスの臭いがしたと説明。「原因は現時点では不明。警察が調査を進めており、これ以上の情報は公表できない」としている。
南仏では同市に近いマルセイユ(Marseille)でも、2018年に建物の崩壊事故が発生している。歴史ある港のそばの労働者層が多く住む地区でビル2棟が倒壊し、8人が死亡。住民からは、建物の老朽化が何年も前から指摘されていたにもかかわらず、当局が対応を怠ったと怒りの声が上がった。(c)AFP