【3月28日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン（Emmanuel Macron）大統領の支持率が、年金改革やそれに対する抗議行動への対応をめぐって過去最低に迫っていることが、28日に公表された世論調査結果で分かった。

　調査会社オドクサ（Odoxa）の調査によると、マクロン氏が「良い」大統領と答えた人は回答者の30%にとどまり、前月の調査よりも6ポイント低下した。一方、否定的な評価は70％に上った。

　マクロン大統領の支持率は、2018年の「ジレ・ジョーヌ（黄色いベスト、gilets jaunes）」運動といわれた抗議デモが起きていた同年12月に、支持するとの答えが27％に落ち込んだ。

　マクロン氏は、年金支給の開始年齢を62歳から64歳に引き上げる改革の実施を目指しており、それに対する抗議行動が激化している。(c)AFP