【3月19日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、新型コロナウイルスワクチン未接種のため、米フロリダ州で今週開幕するマイアミ・オープン(Miami Open 2023)を欠場することが18日、分かった。米国は外国人入国者にワクチン接種を義務付けており、ジョコビッチは特別許可を申請していたが認められなかった。

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 大会ディレクターを務めるジェームズ・ブレーク(James Blake)氏が米テニス・チャンネル(Tennis Channel)に明かしたところによれば、大会側はジョコビッチの出場へ向けてあらゆる手を尽くしたが、入国許可が下りなかったという。

 ジョコビッチは現在米カリフォルニア州インディアンウェルズ(Indian Wells)で行われているBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)も同様の理由で出場を認められなかった。ただし、米当局は5月にワクチン関連の入国条件を緩和するとみられており、実現すれば夏に開催される全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)には出場可能となる。

 ジョコビッチはマイアミ・オープンで6度の優勝を誇るが、4回戦敗退に終わった2019年を最後に出場から遠ざかっている。(c)AFP