【3月10日 AFP】サッカー韓国代表のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)新監督が9日、坡州(Paju)で就任会見に臨み、昨年のカタールW杯(2022 World Cup)で苦戦したFW孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)について「同情した」と話しつつ、再び笑顔でプレーしてもらいたいと期待を口にした。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する孫は、昨季のプレミアリーグで得点王に輝いたが、顔面を骨折して臨んだカタールW杯では苦しみ、今季もクラブで本調子とは程遠い状態となっている。

 自身も現役時代にスパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)でプレーし、「トッテナム戦はほぼ全試合見ている」というクリンスマン監督は「私はソニー(孫)の大ファンだ。彼は万全ではなかったので、非常に難しいW杯となった」とコメント。その上で「彼には同情した」と明かし、「どんな選手も経験するごく普通の時期で、ちょっとした浮き沈みはあるものだ」と述べた。

「どのような役割やプレーであれ、彼を励まし、彼が楽しめるモチベーションを与えてあげたい」

 クリンスマン監督は24日にホームで行われるコロンビアとの親善試合で初陣を飾る。(c)AFP