【3月10日 AFP】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は9日、東京ドーム(Tokyo Dome)で1次ラウンド・プールBの試合が行われ、大谷翔平(Shohei Ohtani)が投打の二刀流で躍動した日本が8-1で中国を下し、通算3度目の大会制覇に向けて白星発進した。

 米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)に所属する28歳の大谷は、5年ぶりとなる日本でのプレーで、先発として4回を投げてわずか1安打、5奪三振の好投。打撃でも2点二塁打を放つなどしてチームの勝利に貢献し、熱い声援を送る4万人超の観客の期待に応えた。

 チームは8回に4点を奪って中国を振り切ったが、スコア以上に苦戦を強いられた。

 大谷は試合後のインタビューで、「序盤から重たいゲームだったが、なんとか最後は打線もつながって勝つことができた」とコメントし、自身の適時打については「あともうちょっとでホームランになったので、もうひと伸びできれば本当はよかった」と振り返った。

 日本はこの後の1次ラウンドで、韓国、チェコ、オーストラリアと対戦する。(c)AFP/Andrew MCKIRDY