【3月7日 AFP】ウクライナは6日、同国に侵攻したロシア軍との激戦が続く東部ドネツク(Donetsk)州バフムート(Bakhmut)の防衛を強化すると表明した。

 米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」はこれに先立ち、ウクライナ軍がバフムートからの「戦術的撤退」を開始した可能性があるとの分析結果を公表。同市の防衛に当たるウクライナ兵士もAFPに対し、同市の陥落は避けられないとし、部隊の一部はすでに撤退を開始したと話した。

 だが大統領府の発表によると、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と同日会談した軍司令官は、バフムート防衛作戦を続け、陣地を強化する意向を表明。大統領府のミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak)顧問もAFPに、同市防衛を続けるべきだとの考えで軍内部は「一致」していると語った。(c)AFP