【3月6日 AFP】ウクライナ侵攻に参加しているロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏は5日、弾薬の供給不足が続いているとしてロシア軍を非難した。同氏は2月にもロシア軍上層部が弾薬供給を拒んでいると苦言を呈していた。

 プリゴジン氏は5日深夜のソーシャルメディアへの投稿で、ロシア軍の予備役がウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州の激戦地バフムート(Bakhmut)に予定通り派遣されていないと不満を表明。また軍が約束した弾薬の到着が数日遅れていることについても言及し、「お決まりの官僚主義のせいなのか、裏切りのせいなのか、どんな理由があるのか把握に努めている」と述べた。

 ワグネルはバフムートを制圧するために数か月にわたって戦闘を続けているが、プリゴジン氏は先週末、戦闘要員と弾薬の不足が深刻化した場合、すでに制圧した領域を保持できず、戦線が崩壊する可能性があると警告。また別の投稿でも「ワグネルが今バフムートから撤退すれば、戦線全体が崩壊する」と述べている。(c)AFP