【3月3日 AFP】ロシア出身の元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーで、同国によるウクライナ侵攻の影響で1年前にキャリアが停止されていたニキータ・マゼピン(Nikita Mazepin)が2日、欧州のモーターレースへの復帰が可能となった。

 24歳のマゼピンは、新興財閥(オリガルヒ)の父親が所有するウラルカリー(Uralkali)社がスポンサーを務めていたハース(Haas F1 Team)で2021年シーズンにF1に参戦していた。

 しかし、戦争が始まると、ハースはマゼピンとの契約とウラルカリーとのスポンサー契約を解除。さらに、父が「ロシア連邦政府の大きな収入源となる、経済部門での活動に従事している」として、マゼピンも欧州連合(EU)の制裁リストに加えられていた。

 だが、EU司法裁判所の一般裁判所はこの日、マゼピンへの制裁を一部解除。これにより同選手は渡航が許可され、欧州でキャリア再開を試みることが可能になった。

 ただし、今後EU圏内でF1や他のモータースポーツに参戦する場合は、「中立旗の下でレースに臨み、国際自動車連盟(FIA)が求める誓約書にサインしなければならない」とされた。

 最近はアジアのレースに参戦していたマゼピンは、今回の決定を歓迎し、「国際的なモーターレースでプロのキャリアを再開する希望を与えてくれるこの裁定をとても喜んでいる」とAFPの取材で語った。(c)AFP