ヘンリー王子夫妻、邸宅明け渡し英の拠点喪失か 報道
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【3月1日 AFP】英メディアは1日、2020年に英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)と妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、首都ロンドン近郊のウィンザー城(Windsor Castle)の敷地内にある邸宅フログモア・コテージ(Frogmore Cottage)を明け渡し、英国内の拠点を失ったと報じた。
邸宅は2018年、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から結婚祝いとして贈られたもので、ヘンリー王子夫妻は改築に240万ポンド(現レートで約4億円)以上を費やしたとされる。
大衆紙サン(Sun)と日刊紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、邸宅は現在、チャールズ国王(King Charles III)の弟で、スキャンダルによって公務から退いたアンドルー王子(Prince Andrew)に譲ることが提案されているという。
ヘンリー王子夫妻は今年1月、王子の自伝「スペア(Spare、原題)」が出版されて数日後に邸宅の明け渡しを求められたとされる。夫妻は王室離脱後、米国へ移住し、現在はカリフォルニア州に居住している。
王室のスリム化を目指すチャールズ国王は現在、資産の総点検を進めている。
この報道についてバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は、コメントを差し控えるとしている。またヘンリー王子夫妻の代理人も、現時点では取材に応じていない。(c)AFP