【2月23日 AFP】フィンランドのミッコ・サボラ(Mikko Savola)国防相は23日、独製戦車「レオパルト(Leopard)2」3両をウクライナに供与すると発表した。西側諸国は相次いで大型兵器の供与を発表している。

 サボラ氏は声明の中で、「追加で防衛装備を送り、パートナー国と共にレオパルト支援に参加する」と述べた。

 支援には兵器の「使用と維持管理に関わる訓練」も含まれるという。

 サボラ氏は記者会見で、供与するのは地雷やその他の爆発物の除去用に特殊改造したレオパルト2だと明らかにした。「大砲はなく、機関銃が装備され、地雷除去に特化している」と述べた。

 フィンランドは約200両のレオパルト2を保有しているが、改造されているのは6両のみ。

 ロシアと1300キロの国境で接するフィンランドは、これまでウクライナへの戦車供与に後ろ向きだった。

 ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は17日、同盟国は戦車の保有台数に余裕があるならすぐにでもウクライナに送るべきだと発言していた。22日にはスペインが戦車6両の供与を発表した。(c)AFP