【2月23日 AFP】男子テニス、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2023)は22日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)との3時間を超える熱戦を7-6(7-5)、2-6、7-5で制し、準々決勝進出を決めた。

 最終セットのサービスゲームであと2ポイントを取られれば敗退という状況を2度乗り切ったマレーは、観客が手助けしてくれたとコート上でのインタビューで答えた。

 マレーは「観客の大きなエネルギーや素晴らしい雰囲気が、選手にとって大きな違いになる。今夜はその雰囲気の中でプレーできて、とても楽しかった」と語った。

 元世界ランク1位のマレーは次戦、これまで対戦記録のないアレクサンドレ・ミュラー(Alexandre Muller、フランス)と相まみえる。

 一方、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は1-6、6-1、7-6(8-6)でタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)に逆転勝ちした。

 今年に入ってからの4大会中3大会で初戦敗退となっていたルブレフは、第3セットでゲームカウント2-5とされて敗退の危機に追い込まれたものの、そこから逆転勝利を飾りって再びの初戦敗退を免れた。準々決勝ではイジー・レヘチカ(Jiri Lehecka、チェコ)と対戦する。

 また第2シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)もジェイソン・クブラー(Jason Kubler、オーストラリア)のサーブに苦しめられて第1セットを落としたものの、4-6、6-1、6-4で勝利を収めた。(c)AFP