中西部都市で望まれる大気の質の改善 中国
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【2月24日 CGTN Japanese】中国生態環境部が20日に発表した1月の全国の大気の質の状況によれば、「優良」と判断された日の割合が上昇していると共に、微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度が低下しました。
観察測定の結果では、1月には全国の339の中央直轄市および地級市(省の下に置かれる市)において大気の質の指数が「優良」だった日の割合は平均で、前年同月よりも0.9ポイント上昇して74.3%でした。微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度は前年同月よりも1.8%減少して1立方メートル当たり55マイクログラムだったとのことです。
重点区域に指定されている北部の北京市、天津市(Tianjin)、河北省(Hebei)、および周辺の山西省(Shanxi)、山東省(Shandong)、河南省(Henan)の計28の都市では、大気の質が「優良」だった日の割合が平均で前年同月よりも13.7ポイント上昇して56.0%でした。北京市では「優良」だった日の割合が前年同月よりも9.6ポイント上昇して93.5%でした。
中国南東部沿海の長江デルタ地区の41都市では空気の質が「優良」だった日の割合が平均して前年同月より14.8ポイント上昇して79.7%でした。華北地方の汾渭平原(黄河流域の汾河平野、渭河平野とその周辺)の11都市では、大気の質が「優良」だった数の割合が平均して前年同月よりも10.2ポイント上昇して42.5%でした。
さらに、168の重点都市のうち、西部のラサ市(Lhasa)や南部の福州市(Fuzhou)、海口市(Haikou)などの都市の大気の質は比較的良好ですが、西部の陝西省(Shaanxi)の咸陽市(Xianyang)、西安市(Xi'an)、渭南市(Weinan)などの都市の大気の質はあまり良好ではなく、改善が望まれています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News