【2月21日 AFP】今月6日に起きたマグニチュード(M)7.8の地震で甚大な被害を受けたトルコ南部ハタイ(Hatay)県で20日、新たにM6.4の地震が発生した。災害緊急事態対策庁(AFAD)が発表した。

 地震は午後8時4分(日本時間21日午前2時4分)、アンタキヤ(Antakya)近郊で発生。現地のAFPスタッフによると、200キロ北に位置するアダナ(Adana)も強い揺れに見舞われた他、レバノンとシリアでも揺れが観測された。

 AFADはツイッター(Twitter)への投稿で、アンタキヤ周辺では3分後、さらにM5.8の地震が発生したと発表した。AFP記者によると、同地では人々がパニックに陥り、新たな地震により噴煙が立ち上った。6日の地震で大きく損傷した建物の壁が崩れ、けがをしたとみられる数人が助けを求めていた。

 6日の地震では、トルコで4万1156人、シリアで3688人の死者が確認されている。(c)AFP