【2月18日 CNS】中国ではコロナ禍の影響で昨年末、顔とマスクとの密着性が高いN95マスクの価格が高騰していたが、最近は半値ほどに下落している。

 あるマスクメーカーの担当者は「昨年12月は在庫不足や材料のコスト上昇などから、N95マスクの工場出荷単価は1枚3元(約58円)を超えた時期もあった」と説明する。

 N95マスクは一時、小売価格が1枚3~4元(約58~78円)で販売されていたが、複数の販売ルートが確保された現在は1枚1元台に下がっている。

 ネットユーザーによると、昨年12月14日にオンラインモール「淘宝(タオバオ、Taobao)」旗艦店ではN95マスク120枚が357.6元(約6997円)で販売されていたが、今年1月28日の価格は154.8元(約3028円)に下がっていた。1枚あたりの単価は2.98元(約58円)から1.29元(約25円)に下落した計算だ。(c)CNS/JCM/AFPBB News