【1月31日 CNS】中国の国有鉄道である中国国家鉄路集団は、2022年は前年比4.7%増の39億トンの貨物と16億1000万人を輸送したと発表した。

 貨物輸送のうち、一般炭の輸送量は前年比13%増の14億9000万トンだった。

 2022年の鉄道建設規模を示す固定資産投資は7109億元(約13兆7209億円)であり、2082キロの高速鉄道を含む4100キロの新線を稼働させた。これにより2022年末までに、国鉄全体の運行距離は15万5000キロに達し、うち 4万2000キロは高速鉄道になった。

 独自開発の高速鉄道「復興号(Fuxinghao)」の高速検査車両は、2本の列車がすれ違った瞬間の相対交差速度で時速870キロの世界記録を達成した。

 貧困地域などに3695億元(約7兆1316万円)を投資。貧困地区では7億9000万トンの貨物と1億1000万人を輸送した。

 過去10年間で、中国国鉄の運行距離は9万8000キロから15万5000キロと58.6%伸びた。高速鉄道の総延長も9000キロから4万2000キロへと351.4%増加した。複線化率は44.8%から55.6%に増加。電化率は52.3%から73.8%に増加した。(c)CNS/JCM/AFPBB News