【2月14日 AFP】ポルトガルのカトリック教会聖職者による児童性的虐待問題で、1950年以降の被害者の数は5000人近くに上るとする独立調査結果が13日、発表された。

 カトリック教会では児童性的虐待の報告が相次いでおり、フランシスコ教皇(Pope Francis)は対応を迫られている。

 ポルトガルのカトリック教会から委託を受けた独立調査委員会は昨年、500人以上の被害者に聞き取りを実施。結果、被害者が少なくとも4815人に上ることが判明したという。

 首都リスボンで記者会見した司教は「われわれはすべての被害者に許しを請う」と表明。同教会は来月、司教会議を開き、調査結果を受けた対応を協議する予定だ。(c)AFP