【2月2日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は、国際サッカー連盟(FIFA)への書類提出が18秒遅れたため、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に所属するジュリアン・アラウージョ(Julian Araujo)の獲得を断念する可能性が出ている。

 バルセロナは、21歳の右SBアラウージョをクラブのBチームにあたるバルセロナ・アトレティック(Barca Atletic)に加入させる契約について、FIFAからの判断を待っている。

 1月31日の移籍期限直前に、バルセロナは右SBのエクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)をスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)に移籍させた。このポジションのスペシャリストを欠くことになったバルセロナだったが、コンピューターの問題で遅れが出てしまったため、期限前にアラウージョを登録する時間を失ってしまった。

 バルセロナのマテウ・アレマニー(Mateu Alemany)フットボールディレクターは1日、地元テレビ局モビスターTV(Movistar TV)に対し、「彼はバルセロナ・アトレティックに加入する選手で、その点でちょっとした混乱があった。基本的には、コンピューターのエラーで間に合わなかった。何が原因だったのかはっきりさせようとしているが、おそらくシステムのせいだろう。18秒というところで、FIFAがどう処理するのかはわからない」と述べた。

 同じく移籍期限最終日には、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)が必要書類を期限内に送付しなかったことで、ハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)のフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)への移籍が破談となっている。(c)AFP