【2月2日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相がウクライナへの軍事支援を検討中だと明らかにしたのを受け、ロシアは2日、イスラエルに対し、ウクライナに兵器を供与しないよう警告した。

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は記者会見で「(ウクライナに)兵器を供与するすべての国は、兵器がロシア軍の正当な標的とみなされるのを受け入れねばならない」と語った。

 さらに「実行済みか否かにかかわらず、新たな供与の試みはこの危機をエスカレートさせる。それを誰もが認識すべきだ」と述べた。

 ロシアが昨年2月にウクライナ侵攻を開始して以来、イスラエルはロシアに配慮し、中立的な立場の維持に努めてきた。イスラエルは、旧ソ連にルーツを持つ国民が100万人以上いることもあり、ロシアとの特別な関係を強調している。(c)AFP