【1月31日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)新ヘッドコーチ(HC)は31日、就任記者会見に臨み、自身は「救世主ではない」としたものの、今年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)で優勝を目指すと述べた。

 今月中旬にデイブ・レニー(Dave Rennie)前ヘッドコーチ(HC)の解任を受けて自身2度目の指揮官就任となったジョーンズ氏は、母国のラグビー界は「ある種の威勢のよさ」を取り戻す必要があると語った。

 2001~2005年の第一次政権に続いて指揮を執るジョーンズ新HCは会見で、「W杯で勝ったり、人々の心をつかんだりするのは魂のこもったプレーをするチームだ」とし、「オーストラリアのラグビーに誇りを取り戻したい。それが一番大事だ」と語った。

 オーストラリアは昨年の北半球ツアーで史上初めてイタリアに敗れるなど厳しい結果に終わり、世界ランキングでは6位に沈んでいる。

 戦績は芳しくないが、5年契約を結んだ新指揮官はワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)が9月のW杯で優勝候補になると語った。

「われわれはW杯で勝たねばならない。もし優勝すればオーストラリアのラグビー界は一変する。ほんの紙一重の差しかないチームが六つもある。かなり厳しいものだ」

「私は救世主ではない」と述べたジョーンズ新HCは、母国のラグビーを強化することが自身の使命であると付け加えた。(c)AFP