【1月31日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)の男子シングルスで優勝したノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は30日、約1か月での実戦復帰を望んでいるとしながらも、故障中の左ハムストリングがどれほど素早く回復するかは「分からない」との認識を示した。

 ジョコビッチは29日の決勝でステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を6-3、7-6(7-4)、7-6(7-5)で下し、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)の男子歴代最多記録に並ぶ22度目の四大大会(グランドスラム)制覇を成し遂げると同時に、世界ランキング1位にも返り咲いた。

 大会期間中には左太もも裏のけがに悩まされ続けてきたものの、勝ち進むにつれて状態は改善。AFPの取材で脚の具合やプレー再開時期について聞かれると、「分からない。これからの数日間でいくつか検査を受ける」とし、「その後でもう少し話せるようになり、状況も把握できるだろう」と答えた。

 ジョコビッチはトロフィーを掲げた前哨戦のアデレード国際1(Adelaide International 1 2023)でハムストリングの筋を伸ばし、全豪オープンでも特に序盤はひどく動きに支障が出るなどして、次の試合に向けて練習ができなかったこともあった。

「きょうの時点では、(約1か月後の)ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2023)にエントリーしたままだ。数週間でコートに戻れることを願っている」 (c)AFP/Daniel HICKS