■IT分野に差す光

 IT分野に関しては、変化が見られるという。横山氏の研究では、親が娘の進学先希望として理系分野で挙げたのは一番目が薬学、二番目が情報科学だった。

「親御さんたちは、ビッグデータ時代、AIでどんどん仕事ができる時代には、データサイエンティストが活躍できるし稼げるということをよくご存じ。極めて心強い」

 政府も、理系のジェンダーギャップ解消に向けて動き出した。昨年5月、岸田文雄(Fumio Kishida)首相を議長とする「教育未来創造会議」が、理工農系を専攻する女子学生の増加を目指すことなどを盛り込んだ第一次提言を発表した。

 具体的には、女子学生の割合が少ない分野の大学入学者選抜で、女子枠の確保などに積極的に取り組む大学を対象に、運営費交付金や私学助成を通じた支援を強化する案が示された。

■後輩にもエール

 テクノベーション・ガールズが「人生の転換点」になったという小野さん。後輩たちにもエールを送った。

「参加者の中でもアプリを本当にリリースしている人がいて、本当に(世界を)変えられる。うちの学校とか後輩からも、そういう人が出てほしいと思う」

 コンペ参加者は2月から3か月間、アプリを制作する。まずは4月末予定の国内報告会、その後行われる全世界からの参加者を対象とした一次審査の通過を目指す。(c)AFPBB News/Marie SAKONJU/Shingo ITO