【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)の会場で25日、禁止されているロシアの国旗を掲げ、セキュリティースタッフを脅したとして、ファン4人が警察の事情聴取を受けた。

 豪紙エイジ(Age)やヘラルド・サン(Herald Sun)によると、問題のファンはロシア出身のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の男子シングルス準々決勝を観戦し、会場外の階段で国旗を出したという。

 ネット上に投稿された動画では、少なくとも男1人がロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の顔写真が入った国旗を階段の上で手にしている様子が確認された。

 今年の全豪オープンでは前週、駐豪ウクライナ大使からの要請を受け、大会会場でロシアとベラルーシの国旗を掲出することが禁止された。

 ロシアのウクライナ侵攻以降、ロシアとベラルーシ出身のテニス選手は中立旗の下で大会に出場しており、全豪オープンでも同様の措置が取られている。(c)AFP