【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は21日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は6-4、6-2、6-3で第25シードのダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)を下し、3度目の全豪オープン16強入りを決めた。

 マーガレット・コート・アリーナ(Margaret Court Arena)で臨んだ一戦で、ロシア出身のルブレフはチェンジオーバーの際に、エヴァンスからバナナを受け取ってエネルギーを補給する場面があった。

 ボールボーイに頼んだところ、先に2本もらっていたエヴァンスが分けてくれたといい、「彼がエネルギー補給を助けてくれた。さらなる力が湧いたのは、確実にバナナを食べたおかげだ」とジョークを飛ばしつつ、エヴァンスに感謝した。

 準々決勝を懸けた次戦は、19歳の新星ホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)という危険な相手が待ち受けている。第9シードのルーネはウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)から6-4、6-2、7-6(7-5)のストレート勝ちを収めた。

 途中には激しく転倒する場面があり、「もちろん痛かった。だけど、他のことに集中するよう心掛けた」といい、「とてつもなくタフな試合だった。転倒した後は特にね。だけど、思っていたより良いプレーができたのは、かなりリラックスしていたおかげかも」と語った。

 ルーネは昨年のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)初制覇で大躍進のシーズンを締めくくった。(c)AFP