独首相、米がウクライナに戦車供与なら追随 米議員に明言
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【1月19日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は18日に米下院議員と会談した際、米国がウクライナに戦車を供与するなら、ドイツも歩調を合わせるとの考えを示した。同議員が19日、AFPに明らかにした。
世界経済フォーラム(WEF)が開かれているスイス・ダボス(Davos)でショルツ氏と会談した米外交委員会のグレゴリー・ミークス(Gregory Meeks)委員長は、ウクライナへの戦車供与に関するショルツ氏の立場を問われたのに対し、「基本的には米国とドイツの両国でなければならないということだ。それに疑問の余地はない」と語った。
米国防総省高官は18日、現時点では戦車「エーブラムス(Abrams)」をウクライナに供与する考えはないと述べていた。保守や訓練の難しさを理由に挙げている。
ショルツ氏は、高性能な主力戦車「レオパルト(Leopard)」の供与について問われ、「何かを単独で行うことは決してなく、特に米国など、常に他国と協調している」と答えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は19日、ダボスでの会議にオンラインで出席し、西側諸国が戦車などの供与に消極的だと批判した。(c)AFP