【1月18日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は17日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4、6-0のストレートでロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)を下した。容赦ない勝利で完璧な大会帰還を果たし、「非常に認められている」のを感じたと話した。

 昨年は大騒動の末にオーストラリアから追放され、大会に出場できなかったジョコビッチは、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で盛大な歓迎を受けると、アデレード国際1(Adelaide International 1 2023)で起こったハムストリングの問題の影響をほとんど感じさせずに快勝を収め、10回目の大会制覇へ順調に滑り出した。

 大会前には、ジョコビッチに対して観客がどのような反応をするのかという不安もあったが、アデレード国際と同様、コートに登場したジョコビッチには盛大な歓声と「ノール」のチャントが浴びせられ、試合中もセルビア国旗のあふれる客席が声で後押しした。

 史上最多タイの四大大会(グランドスラム)通算22勝目を狙うジョコビッチは、「夢見ることしかできなかったような温かい歓迎をしてくれてありがとう」と話した。

「このオーストラリアへ戻り、キャリアで最も大きな成功を収めてきたコートに立てて、本当に幸せを感じる」

「間違いなく、ここは自分の人生で一番特別なコートだし、これ以上の大会のスタートは望めない」 (c)AFP