【1月17日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2023)は17日、男子シングルス1回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-3、6-3、4-6、6-7(7-9)、7-6(10-6)で大会第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)との4時間49分の熱戦を制し、2回戦に進出した。

 酷暑のために屋根が閉じられたロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で、トレードマークの根性を発揮したマレーは、マッチポイントをしのいでフルセットの一戦を制した。

 現在世界ランク66位のマレーは、昨年4強入りを果たしたベレッティーニを下し、史上5人目となる全豪通算50勝目を飾った。オープン化以降での達成者は他に、ステファン・エドベリ(Stefan Edberg)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)のみとなっている。

 この5年ほどは股関節や腹部の負傷に悩まされていたものの、大会開幕前には痛みはないと話していたマレーは、「ここ数か月はチームとともに、こういったスタジアムでのこういった試合で、マッテオのような選手と対戦する機会を得るために頑張ってきたが、それが報われた」と述べた。

 マレーが四大大会(グランドスラム)で世界ランキング20位以内の選手に勝利するのは、2017年の全仏オープンテニス(French Open 2017)準々決勝の錦織圭(Kei Nishikori)戦以来となった。(c)AFP