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【01月16日 KOREA WAVE】韓国家電業界がMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ) の中でもZ世代(1990年代半ば~2010年代初め生まれ)を狙ったマーケティングを相次いで披露している。MZ世代ではマーケティングの幅が広すぎ、消費の特性が異なるという指摘が相次いでいるためだ。

LG電子は、Z世代とコミュニケーションを取り、ブランドイメージを植え付けるのに積極的だ。チョ・ジュワン社長が直接、Z世代の大学生で構成された「デザインクルー」との意思疎通を図り、LG電子の重要な価値を伝達するための陣頭指揮を取っている。

ゲーミングモニターや衣類ケア用品のスタイラー、シューケアなど、若年層で人気の高い製品を披露する際にも、LGならではの差別化されたデザインを披露することに重点を置いているため、若年層の人気が高い。

聖水洞(ソンスドン)・京東(キョンドン)市場など、Z世代が「ホットプレイス」に挙げる場所の攻略でも先頭に立っている。

LG電子は昨年、聖水洞で「脱出ゲームカフェ」シーズン1・2を運営したのに続き、自社の前身である「金星(クムソン)社」からインスピレーションを受けた「金星電波社リフレッシュセンター」を京東市場内部に運営している。LG家電や「LG ThinQ」「廃家電リサイクル」などを体験でき、人気が高い。

金星電波社関係者は「若い顧客が1日数百人以上、売り場を訪れる」と話している。

サムスン電子は個性を前面に押し出すデザインの製品を相次いで公開している。ノ・テムンMX(モバイル経験)事業部長(社長)がセット(完成品)部門デザインを担当するデザイン経営センター長を兼職し、デザインセンターが「社長級」に格上げされた影響を受けた。

Z世代が好む「ジャンマンルピー」「メイプルストーリー」のキャラクターが含まれたロボット掃除機「ビスポークジェットボットAI」を発売。韓国で今話題の「ニュートロ」(新しさ&レトロ)に合った「螺鈿(らでん)」デザインが盛り込まれた「ビスポークシュードレッサー」を披露した。

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