【1月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は15日、同日行われたアーセナル(Arsenal)戦で相手GKアーロン・ラムズデール(Aaron Ramsdale)がファンに蹴られたことを受け、「可能な限り厳しい対応」を取ると誓った。

 ラムズデールはこの試合で数々のビッグセーブを披露し、首位アーセナルが9年ぶりに敵地でライバルのトッテナムから勝利を挙げ、2位との勝ち点差を8に広げるのに貢献した。

 ところがイングランド代表のラムズデールは試合後、ゴール裏のスタンドの前で喜んだ後、トッテナムのリシャルリソン(Richarlison)と言い合いになり、さらにピッチ脇の立て看板に飛び乗ったサポーターから蹴りを受けた。

 トッテナムは発表文で、「本日の試合終了時にアーセナルのGKアーロン・ラムズデールを襲おうとしたサポーターの行動に衝撃を受けている。どういった形の暴力も、サッカー界に居場所はない」とし、「当該のサポーターを特定するべく監視カメラの映像を確認している。今後はトッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)への即時立ち入り禁止を含む可能な限り厳しい対応を取るために、ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)やアーセナル、アーロン・ラムズデールと連携していく」と述べた。

 ラムズデールは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し、「スパーズファンは試合の間ずっと僕に何か言ってきていた。だから少し言い返したんだ。それを直接聞いた人たちは、スポーツマンシップにのっとった言葉を返してきたが、一人のファンが背中に攻撃してきた」と語った。

「結局はサッカーの試合にすぎないのだから、残念だ。どちらの(チームの)選手も僕を引き離そうとしてくれて、大事にはならなかった」 (c)AFP