【1月14日 AFP】ドイツの複数メディアは13日、クリスティーネ・ランブレヒト(Christine Lambrecht)国防相が辞任の意向を固めたと報じた。

 最初に報じた日刊紙ビルト(Bild)によると、解任ではなく辞任。AFPは国防省報道官にコメントを求めたが、回答は得られなかった。

 ランブレヒト氏はソーシャルメディアに投稿した新年の動画で、ウクライナ侵攻が「多くの特別な経験」と「素晴らしい人や興味深い人との出会い」につながったと昨年を回顧。無神経だとメディアに批判され、一部のコメンテーターからは「閣僚として言語道断」だと非難されていた。

 また、ロシアのウクライナ侵攻を受けて長年放置されてきた軍備の見直しを進めているドイツの国防相としての適性を疑問視され、オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相と共にウクライナ侵攻への対応の遅さも非難されていた。(c)AFP