【1月14日 AFP】ロシアのビャチェスラフ・ウォロジン(Vyacheslav Volodin)下院議長は13日、国外に脱出してウクライナ侵攻を非難している国民の財産を接収すべきだと訴えた。

 ウォロジン氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、「ロシアと国民、将兵を侮辱し、悪党やナチス、人殺し(いずれもウクライナ当局を指す)を公然と支持しても問題ないと考える国民もいる」として、現行法では反対派を十分に取り締まれないと主張した。

 さらに、国外での生活を享受しながらロシアの不動産を貸し出した上で政府を批判している国民を「不届き者」と非難。

「自分には司法が及ばず、罰を受けることはないと考えている」として、そうした国民の財産を接収できるようにするのが「正しい」措置だと述べたが、詳細は明らかにしなかった。(c)AFP