中国石油タリム油田、200メガワット級の太陽光発電拠点を建設
このニュースをシェア
【1月6日 Xinhua News】中国エネルギー大手、中国石油天然気集団(CNPC)傘下のタリム油田はこのほど、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で200メガワットの太陽光発電プロジェクトを完成させた。年間発電量は4億キロワット時に達する見通し。
プロジェクトは、同自治区バインゴリン・モンゴル自治州の尉犁(ロプノール)県と且末(チャルチャン)県にある100メガワット発電所2カ所。合計敷地面積7176ムー(478・4ヘクタール)で、太陽光発電パネルや昇圧ステーションエリア、エネルギー貯蔵エリアからなる。年間発電量は約50万世帯の年間消費量に相当し、標準炭換算で12万4千トン節約でき、二酸化炭素(CO2)排出量を26万9千トン削減する。
タリム油田はここ数年、CO2排出量の2025年までのピークアウトと40年までの実質ゼロを目指す「25・40」の目標を掲げ、CNPCが打ち出した「クリーン代替、戦略的継承、グリーン転換」という3段階戦略に基づき、グリーン・低炭素型への転換と新エネルギー拠点の建設に力を入れている。これらの発展を順次進め、効率的で複数のエネルギーが相互補完する新たな枠組みの構築に注力しており、自治区の良質な「風力」「太陽光」資源を地域経済・社会の発展や住民の生活を支える「新たな動力源」に変えていく。(c)Xinhua News/AFPBB News