【12月31日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は30日、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席とオンラインで会談し、両国間の軍事協力の強化に意欲を示すとともに、西側諸国からの圧力に対抗する両国の努力を称賛した。

 ウクライナ侵攻をめぐって西側諸国がロシアに対し前例のない制裁を科す中、プーチン氏は中国との政治・経済・軍事面での関係強化に取り組んでいる。だが中国にとってウクライナ侵攻は微妙な問題であり、中立的な立場の維持に努めつつも、戦略的同盟国であるロシアを外交面で支援している。

 両首脳は会談で、互いを「友人」と呼び、関係強化の意向を表明。プーチン氏は会談の冒頭で習氏に「われわれはロシアと中国との軍事協力の強化を目指している」と伝えた。

 その上で「前例のない西側の圧力と挑発」に対抗する両国の努力を称賛。「地政学的緊張が高まる中、安定化要因としてロシアと中国の戦略的パートナーシップの重要性が高まっている」と述べた。(c)AFP