「ダウントン・シャビー」 ハリウッドの元プロデューサー、先祖の英邸宅修復
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■「ダウントン・シャビー」
リフォームに着手してから5年。仕上がり具合は、1900年代初頭の貴族一家を描いた英人気ドラマシリーズ「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」に登場する大邸宅の威容にはまだほど遠い。
デプリーさんは、修復の過程をつづった著書「ダウントン・シャビー(Downton Shabby)」を出版。遅々として進まない修復作業にもかかわらず、非常にポジティブな言葉でこれまでと一変した生活を詳細に記している。「シャビー」とは、ぼろぼろの、という意味だ。
「どこを見ても、やることがある」「一大プロジェクトだということは分かっていたが、これほど多くの困難や遅れが生じるとは。わくわくする」
現在、39本ある煙突と屋根の一部を修復している。最も急ぐべき作業は窓の仕上げだ。「時間との闘いだ。何よりここは大雨が多い」とデプリーさん。コウモリもいるという。
荒れ果てているとはいえ、暖炉に刻まれた家紋や、精巧な木彫りの数々、ひし形のステンドグラスなどは、時代の荒波に耐え、盗難を逃れてきた貴重なものばかりだ。
デプリーさんによると、暖炉の一つは詩人バイロン卿(Lord Byron)から贈られたもの。この邸宅で多くの詩作もしていたという。
大広間では、かつて作曲家フレデリック・ショパン(Frederic Chopin)が演奏を披露した。
1970年代にはサブカルチャー愛好家の間で廃虚が人気となり、壁には当時描かれたストリートアートが残っている。英ロックバンド、ビートルズ(The Beatles)のメンバーだったジョン・レノン(John Lennon)も訪れたとされる。