【12月20日 AFP】ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)の独立不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は19日、男子短距離のマークオティエノ・オディアンボ(Mark Otieno Odhiambo、ケニア)に対し、反ドーピング規定違反で2年間の資格停止処分を科したと発表した。

 29歳のオディアンボは2021年東京五輪の男子100メートル予選の直前、禁止薬物に指定されているアナボリックステロイドのメタステロン(methasterone)に陽性反応を示し、大会出場を禁止された。処分期間は2021年7月にさかのぼって適用される。

 ケニアの陸上選手では、女子マラソンのアリス・ジェプケンボイ・キムタイ(Alice Jepkemboi Kimutai)と男子マラソンのジョンストン・キベト・マイヨ(Johnstone Kibet Maiyo)も、それぞれ3年間の出場停止処分となった。

 11月のポルト・マラソン(Porto Marathon 2022)を制しているキムタイは、9月に母国カプタガト(Kaptagat)村の検査で男性ホルモンのテストステロン(testosterone)陽性となり、処分期間は先月16日から適用。5月に開催されたキガリ国際平和マラソン(Kigali International Peace Marathon)でエリスロポエチン(EPO)の使用が発覚したマイヨは、7月20日からの資格停止となる。

 陸上の強豪国であるケニアは、ワールドアスレティックスから警告を受けていたドーピング問題による資格停止処分を回避していた中で、今月上旬に改革を誓っていたばかりだった。2016年2月以降はバーレーンやベラルーシ、エチオピア、モロッコ、ナイジェリア、ウクライナとともに、世界反ドーピング機関(WADA)の監視リスト上位にとどまっており、資格停止の選手リスト最新版(11月21日改定)に記載されているケニア勢は計55人に上っている。(c)AFP