【12月14日 CNS】中国・内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)満州里(Manzhouli)税関によると、今年1~10月、中国最大の「内陸港」である満州里を通過した中国―欧州間の貨物列車「中欧班列」が合計3968本に達した。中国と沿線各国が質の高い巨大経済圏「一帯一路(Belt and Road)」を共に建設するための力強いサポートになっている。

 満州里は、内モンゴル自治区のフルンボイル(Hulunbuir)草原の西側に位置し、北はロシア、西はモンゴルと国境を接する。中国・ロシア・モンゴルの三角地帯にあり、各国にとって重要な国際航路になっている。

 税関によると、2013年に満州里を通る中欧班列が開通して以来、ここを経由する中欧班列は中国と欧州の10か国以上を結び、中国各地と欧州を結ぶ中欧班列輸送量全体のほぼ30%を占めている。

 また、満州里へ続く国内の収集拠点は天津市(Tianjin)、湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)、広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)、江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)を含む60以上の都市をカバーしており、「一帯一路」につながる国や地域に利益をもたらしている。

 中欧班列の質の高い運行を確保するため、満州里税関は専用の窓口を設置し、中欧班列の輸送量の増加を全面的に後押ししている。(c)CNS/JCM/AFPBB News