【12月5日 AFP】4日に行われたサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の決勝トーナメント1回戦ポーランド戦に勝利し、ベスト8入りを果たしたフランスのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が、W杯に「こだわっている」と明かし、大会連覇を夢見ていると話した。

 フランスはエムバペのアシストからオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が先制点を挙げると、その後にエムバペが自ら2得点を決めてポーランドに3-1で快勝した。前回ロシア大会でも主力としてチームの優勝に貢献し、一躍世界で脚光を浴びたエムバペは、「もちろん、このW杯にこだわっている。自分にとって夢の大会だ」と話した。

「この大会を軸にシーズンを過ごし、フィジカル、メンタルの両面でこの大会に備えることを中心に考えてきた」としたエムバペは、「準備を整えてここへ来たかったし、今のところうまくいっているが、チームとして、個人として立てた目標へまだ先は長い」と続けた。

 今大会のエムバペは、わずか4試合で5ゴールを挙げている。W杯通算では11試合9ゴールとし、1958年スウェーデン大会で驚異の13得点を挙げたジュス・フォンテーヌ(Just Fontaine)に次ぐ代表歴代2位のスコアラーとなっている。

 しかしエムバペは、大会最優秀選手に与えられるゴールデンボール(Golden Ball)にこだわりはないと強調し、「自分の目標はW杯優勝だけで、そのためにはまず準々決勝に勝たなくてはいけない」とコメントしている。

「それが自分の夢見ていることだ。ここにはゴールデンボールを取りに来たわけじゃない。そのためにここにいるわけじゃない。ここへ来たのは優勝し、フランス代表を助けるためだ」 (c)AFP