【11月29日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)に出場しているアルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)が、試合後のロッカールームでメキシコのユニホームを床に置いて喜んでいる動画が拡散されたことを受け、ボクシングの世界王者カネロ(Canelo)ことサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)が警告を発した。

 SNSに投稿された動画では、アルゼンチンが2-0でメキシコに勝利した後のロッカールームでチームメートが喜んでいる中、メッシが相手選手のユニホームを足で触ったような様子が確認された。アルゼンチンの主将を務める同選手は、試合後にメキシコのアンドレス・グアルダード(Andres Guardado)とユニホームを交換したとみられている。

 世界スーパーミドル級4団体王者のアルバレスは、ツイッター(Twitter)に「われわれのユニホームと旗で、メッシが床を拭いているのを見たか????」とつづり、「俺に見つからないように、彼は神に祈ったほうがいい!!」と警告した。

 アルバレスのこの怒りの投稿に対し、メッシの擁護派は即座に、試合後にユニホームが床に置いてあるのは何も珍しいことではないと反論。一部の人々は、メッシが何かで床を拭く様子もメキシコ国旗も動画には映っていないと指摘した。

 これに対してアルバレスは、メッシがメキシコを「侮辱した」ことに変わりないと改めて主張。さらには、ジャーナリストらともツイッターで論争を繰り広げ、「俺がアルゼンチンをリスペクトしているように、メキシコもそうされるべきだ。俺が話しているのは国(アルゼンチン)のことではなく、メッシと彼がやったあのばかげた行為についてだ」と反論した。

 一方、元アルゼンチン代表でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)などでプレーしたセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)氏も議論に参加。「ミスター・カネロ。言い訳やあら探しをしないでもらいたい。あなたはサッカーのことや、ロッカールームで何が起きているのかご存じないだろう」とし、「試合後のユニホームは、汗でぬれているから床に置かれるのが常だ」とツイートした。(c)AFP