【11月26日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は25日、グループBの試合が行われ、イングランドは精彩を欠くパフォーマンスで米国と0-0で引き分け、ベスト16入りを決めるチャンスを逃した。

 ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督が率いるイングランドは、この第2戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が確定するはずだったが、ほとんど米国を苦しめることができなかった。

 この日はイランに6-2で大勝した初戦のときのような緊迫感に欠け、試合終了時にはブーイングを浴びた。特に前半は長く試合を支配され、枠内シュートはわずか1本のみ。あわや失点の場面もあった。

 サウスゲイト監督は試合後、「(イラン戦のような)大勝の後、同じようなパフォーマンスを見せるのは難しいと分かっていた」とし、「そんなに簡単にはいかないし、全員に圧勝することはできない」と述べた。

 極めて低調なパフォーマンスに終わったイングランドだが、ベスト16入りへは有利な状況となっている。29日に行われるウェールズとのグループ最終戦では、引き分けでもグループ突破が決まり、勝てば首位通過となる。

 一方、ここまで2戦連続ドローの米国は、同日のイラン戦に勝利すれば16強入りを果たす。(c)AFP/Steven GRIFFITHS