【11月25日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)は24日、グループHの試合が行われ、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が史上初となる5大会連続ゴールを決めるなどしてガーナを3-2で下し、白星発進を切った。

 スタジアム974(Stadium 974)に乗り込んだポルトガルは、37歳になるロナウドのPKで65分に先制すると、すぐさまアンドレ・アイェウ(Andre Ayew)にゴールを許しガーナに追いつかれた。

 しかし、ジョアン・フェリックス(Joao Felix)のゴールで勝ち越し、ラファエル・レオン(Rafael Leao)の追加点でリードを広げると、ガーナの反撃を試合終了間際のオスマン・ブカリ(Osman Bukari)の1点に抑え、なんとか逃げ切った。

 出場国の中で最も国際サッカー連盟(FIFA)のランキングが低いガーナに勝利したポルトガルは、0-0で引き分けたウルグアイと韓国に2ポイント差をつけてグループ首位に立っている。

 モハメド・サリス(Mohammed Salisu)に倒されて得たPKを決めたロナウドは、W杯4大会でゴールを挙げたペレ(Pele)やウーヴェ・ゼーラー(Uwe Seeler)、ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)を上回った。

 しかし、ガーナのオットー・アッド(Otto Addo)監督は、PKの場面は逆にロナウドのファウルだったと考えており、この判定についてイスマイル・エルファス(Ismail Elfath)主審からの「特別な贈り物」だと述べた。

 一方でポルトガルのフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は、「同僚(相手指揮官)が言ったことには一切コメント」しないと話し、あの場面がファウルでなければ、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がピッチ上にいるエルファス主審に伝達しただろうと主張した。(c)AFP/Terence DALEY