【11月21日 CGTN Japanese】FIFAワールドカップカタール2022(カタールW杯)が現地時間20日に開幕しました。今回のW杯では、中国から多くが関わりました。特にインフラ施設建設では多くの中国企業が参画しました。

 ルサイル・スタジアムはカタールで最大規模の競技場で、カタールW杯のメインスタジアムとして使用されます。この競技場は中国の建設大手「鉄建国際集団」が設計・建設しました。中国企業が初めてW杯スタジアムの建設を請け負ったことで、欧米諸国がこの分野を独占してきた歴史に終止符が打たれました。

 カタールはW杯開催期間中の水利用の安全を確保するため、大型貯水池15カ所を建設しました。南部区域にある貯水池2カ所と関連するプロジェクトは中国能建葛洲壩集団が建設を担当しました。また、新エネルギー発電の分野では、中国企業が建設した発電容量800メガワットの太陽光発電所は、カタール全国の最大需要(ピーク)電力の10%をまかなうことができ、グリーンW杯開催の重要な要素とされています。

 今大会でカタールは中国からEV(電気)バス888台を含むバス約1500台を輸入しており、W杯専用車両の30%以上を占めています。また、カタール全国にサポーターに向けた宿泊施設が6カ所設置され、中国企業はシンプルなコンテナハウスを1万棟以上供給しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News