【11月17日 CGTN Japanese】中国鉄路が開発・製造した高速鉄道総合検測列車による、ジャカルタ・バンドン高速鉄道区間の線路に対する全面的検査が16日に行われました。各指標・パラメータはいずれも良好で、中国とインドネシアの共同建設によるジャカルタ・バンドン高速鉄道の初の試験運行が成功したことを示しています。

 今回の試験運行では主に、高速鉄道総合検測列車による路盤、軌道、通信、信号、けん引給電などのシステムに対する全面的検査が行われました。検測列車は、インドネシア現地の運行環境と結び付け、中国標準を採用して設計・製造されたもので、最高検査時速は385キロです。

 現在、ジャカルタ・バンドン高速鉄道の工事は順調に進み、全線13本のトンネルはすべて貫通し、本線のレール敷設が順次進められています。

 インドネシアの首都ジャカルタと観光名所バンドンを結ぶジャカルタ・バンドン高速鉄道は全長142.3キロで、2018年6月に全面着工しました。完成すれば、ジャカルタ・バンドン間の移動時間は現在の3時間強から40分に短縮されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News