【11月21日 AFP】国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ(Rafael Grossi)事務局長は20日、ウクライナ南部のザポリージャ(Zaporizhzhia)原子力発電所の敷地内で2日連続で十数回にわたって爆発があったと明らかにし、同原発を標的にした攻撃の即時停止を求めた。

 ザポリージャ原発はロシア軍支配地域にある。IAEAによると、19日から20日にかけて十数回の爆発があり、そのうちの何件かは現場にいたIAEAの専門家チームが確認した。

 グロッシ氏は「大規模原発の敷地内での爆発は絶対に容認できない」「背後にいるのが誰であれ、直ちにやめなければならない」と非難。「これまで何度も言ってきたが、危険な火遊びだ」とも語った。

 同氏はまた、仏ニュース専門局BFMTVの取材に対し、「どこを攻撃しているのか分かってやっている。間違いなく意図的に(原発を)標的にしている」との見方を示した。(c)AFP