【11月19日 AFP】ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の最終予選が18日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で行われ、ポルトガルが16-16で米国と引き分け、本大会最後の一枠となる20番目の出場権を獲得した。

 ポルトガルは試合終了間際、フランスリーグ・トップ14のスタッド・トゥールーザン(Stade Toulousain)でプレー経験があるSHサムエル・マルケス(Samuel Marques)が同点のペナルティーゴール(PG)を成功させ、劇的な幕切れを演出した。

 4チームが戦う今回の最終予選でポルトガルは香港に42-14、ケニアに85-0で圧勝しており、2勝1分けで並んだ米国を得失点差でわずかに上回ってW杯の出場権を手に入れた。

 ポルトガルの本大会出場は、前回フランスで開催された2007年大会に続いて通算2度目となる。2023年大会では、ウェールズ、オーストラリア、フィジー、そしてジョージアと同じプールCに入る。

 現役時代に元フランス代表としてプレーしたパトリス・ラジスケ(Patrice Lagisquet)監督が指揮するポルトガルは、スペインが代表資格のない選手を起用して出場権を取り消されたことを受け、最終予選に臨む幸運に恵まれていた。

 一方、米国は今夏に行われた米大陸プレーオフでもチリに敗れ、来年のW杯出場権を逃した。チリはW杯初出場となる。(c)AFP