【11月19日 AFP】サッカーポーランド代表のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)は18日、2人の死者を出した母国でのミサイル着弾にチームはショックを受けていると明かした。

 15日にウクライナとの国境に近い東部プシェボドフ(Przewodow)にミサイルが着弾し、ウクライナとロシア間の紛争が激化する恐れが出てきている。

 レワンドフスキと代表のチームメートは当日、W杯カタール大会(2022 World Cup)開幕を前にしたチリとの国際親善試合を翌日に控え、ワルシャワに滞在していた。

 カタール・ドーハの練習拠点で取材に応じたレワンドフスキは「心休まらない瞬間だった。誰もが説明や情報を待っていた。残念なことに死者が出てしまった。間違いなく非常に難しい状況だ」と語った。

 ミサイル着弾がロシアによる直接攻撃ではないと判明し、懸念は和らいだと明かしたレワンドフスキは「それと同時に自分たちのやっていることに集中し直さなければならなかった」と話し、「これが一過性のものであることを願う。もう二度と起こらないように」と続けた。

 一方で、自身2度目となるW杯に臨むレワンドフスキだが、カタール大会が最後になるかどうかについての臆測を避けた。

「W杯が開幕してもいないのに、もう終わりについて話すことになってしまう。最後のW杯になるかどうかは分からないが、最後かもしれないと思って準備をしている」

 4年前のロシア大会(2018 World Cup)のグループリーグ3試合で無得点に終わったレワンドフスキだが、W杯初得点が取れるかどうかに不安はないという。

「チームとしてより多くの得点機をつくれば、自分や他のストライカーがよりチャンスを手にできる。最も重要なのは誰が得点するかではなく、チームの勝利だ」 (c)AFP/Barnaby CHESTERMAN