【11月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は18日、先日テレビ番組で放送されたクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の爆弾発言を受け、「しかるべき措置を開始した」と明らかにした。

 バロンドール(Ballon d'Or)を5回受賞しているロナウドは、英テレビチャンネル「トークTV(TalkTV)」での90分間に及ぶインタビューで、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督を「リスペクトしていない」と話し、チームを保有するグレーザー(Glazer)家にも矛先を向けるなど、クラブでの将来が危ぶまれている。

 ユナイテッドは発表文で「クリスティアーノ・ロナウドの先日のメディアインタビューへの対応として、マンチェスター・ユナイテッドはけさ、しかるべき措置を開始した」とし、「このプロセスが決着するまで、これ以上のコメントは差し控える」と述べた。

 37歳のロナウドは、10月のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で途中出場を拒否して無断退席し、ユナイテッドが1-1で引き分けた同22日のチェルシー(Chelsea)戦では登録メンバーから外された。インタビューを受けた番組「ピアーズ・モーガン・アンセンサード(Piers Morgan Uncensored)」では、テン・ハーフ監督から「挑発された」と感じたと主張していた。

 オランダ出身のテン・ハーフ監督がユナイテッドの指揮官に就任して1年目の今シーズン、リーグ戦でわずか1得点にとどまるなど主力の座を失っているロナウドは、40歳までプレーを続ける意向を示しており、来年1月の移籍市場で移籍する際の選択肢がないとの報道は否定した。(c)AFP