【11月18日 AFP】サッカー国際親善試合が17日、ヨルダンのアンマンで行われ、W杯カタール大会(2022 World Cup)に出場するスペインはアンス・ファティ(Ansu Fati)に約2年ぶりとなるゴールが生まれ、ヨルダンを3-1で下した。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属する20歳のファティは長くけがに悩まされていたが、この試合で納得のいくパフォーマンスを披露。W杯に向けた登録メンバーに選出したルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督の決断にすぐさま応えた。

 スペインは13分、マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)がボールを運ぶと、パスを受けたファティがペナルティーエリア内からゴールを決めて先制した。5試合目の出場となったファティは、これが代表での2点目となった。

 後半の早い時間帯には、同じくバルセロナでプレーする新鋭MFガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi')も冷静にシュートを決め、試合を支配したスペインがリードを広げると、終盤には3試合目の出場となったニコ・ウィリアムス(Nico Williams)が途中交代から代表初ゴールを挙げた。

 エンリケ監督は「(ファティが)ゴールを決める真の感覚をつかんでいるのは一番重要なニュースだ」と述べつつ、「(アセンシオは)別次元で素晴らしかった。彼は9番(CF)としてプレーし、とてもうまくやった」と続けた。

 16日夜の練習で左SBホセ・ルイス・ガヤ(Jose Luis Gaya)が足首を負傷したスペインだが、この一戦ではさらなるけがの懸念は回避したとみられている。地元メディアによれば、ガヤのけがは深刻ではないというが、同選手を登録メンバーから変更するかどうかの決断を18日に下すと指揮官は述べた。

 本大会でグループEに入っているスペインは23日にコスタリカとの初戦に臨み、その後ドイツ、日本と対戦する。(c)AFP